今日は、少しお堅い内容を離れて、最近の4・5年生の練習試合を見ていて感じる事を記しておこうと思います。
4年生はライオンズカップに向けた試合経験を得るため、5年生はしばらくトレーニングを続け、個々の課題の修正を促して来ました。
4年生の試合には、オーバーエイジという事で5年生にも助っ人をお願いして進めて来ました。
参加した5年生にとっても相手が4年生とは言え、良い経験をしていたと思います。
特にディフェンス面でもう一歩踏む込んでプレーする場面では、相手の勢いが4年生で差し引いたとしても、それなりに対応が出来ている場面もあり、成長を感じました。
やはり相手のレベルを合わせてマッチメイクする事も大切であると改めて感じました。
攻撃に関しては、まだまだ個の技術にこだわる場面が多く、コンビやグループで攻撃する事が出来ていなかった事はかなり残念でした。
一方、4年生はどうだったでしょうか?
いつも5年生を相手にしている事で、相手のプレースピードを凌駕する場面も多々あり、成長を感じました。ですが、自分でやり切る、チームの勝敗の責任を担うといった部分では、まだまだ無責任なプレーが多く、意識もまだまだお子ちゃまな彼らです。
その結果、好不調の波が大きく、一発勝負の大会などでは勝負弱さを露呈してしまうかもしれません。
チーム事情で、3年生とともに大会に臨まなければならない事で、3年生をリードする、そんなお兄ちゃんになってもらいたいと思いました。
4年生はこの後ライオンズカップと加治招待と大会が続きます。
加治招待はディフェンディングチャンピオンとして参加します。
しかも3年連続優勝が懸かっていますから、気合入れて頂点を目指したいと思っています。
5年生は9月からここまでで2日間の試合しか入れませんでした。
これは試合の中の改善点を各自がしっかりと見つめて欲しいと考えたからです。
さて、現在の5(4)年生の課題はプレーモデルから言うと以下の点です。
①ボールを保持し続ける
→攻撃リズムが単調で強みである「フィジカル」に頼り過ぎである。
→結果、効果的な攻撃とならず、個の技術の結果いかんで得点機の演出が出来るか出来ないかが限られてしまう。
②試合を常にアクティブにする
→リアクションで対応するが後手後手になる事が多い。
→先手を取りたいが、オフザボールの時の関りがまだ全く理解出来ていない。
③時間的・スペース的制約の中、相手からのプレッシャーの下、最適解を見つける
→ボールコントロール技術が未熟な為に、自信を持ってその場面に挑めていない。
→特に逆足でのボールコントロール技術が出来ない選手が多すぎる。
→ただし、相手の厳しいプレッシャーを受けながらでも、パスの優先順位を理解しそれにチャレンジする場面は見られる様にはなって来た。
→近くの仲間との距離感が良い時には、コンビプレーも見られるようになって来た。
④異なったプレーシステムでプレーが可能
→フォーメーションは自分達の強みを出す為にも理解する必要があるが、その役割をまだ理解するまでは至っていない選手が多すぎる。
→試合中のポジション変更に対応できない。
→試合中のフォーメーション変更・ポジション変更の理由が理解出来ていない。
⑤1対1を探し毎回勝つ
→まだまだそのレベルにはいたっていない。
→10/4(日)の練習試合では、『攻撃をスピードで解決しない』とし、どうやってゲームマネジメントを実行するか?について考える際に、『攻撃は数的有利を活かして攻める』とし、その為のボールポゼッションの重要性と周囲との連動性が重要になると説明しています。
⑥賭けるのではなく、予測する
→まだまだボールを見てしまい、もっと俯瞰的に相手を捉える事で相手の狙いが何かを理解する必要がある。
→予測は良い予測(想定)もあるが、基本的には悪い予測(想定)から入り、リスクを冒さない事が重要である。
⑦お互いにコーチングし合う
→コート内での要求は高まって来ているようだが、まだまだ仲間を理解し、どのような地図を完成させるのか?について考えながらサッカーが出来ていないので、より良いコーチングにつながっていない。
これら上記の課題を鑑み、トレーニングに取り組む必要があります。
また上記にはありませんが、守備時に相手選手に身体をぶつけられないという弱点が露呈し始めているので、守備の個人スキルに関しては早急に解決するべく、取り組み続けたいと思います。
以上、最近の練習試合で感じた事です。
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